2004-01-01から1年間の記事一覧

コミケ御礼

来て下さった方、どうもありがとうございました。コミケが始めての方もいらっしゃったようで、あの異様な雰囲気にはさぞ驚かれたろうと思います。申し訳ありません。わざわざ来ていただかなくてもいいよう、今後は通販等充実していくつもりです。 4時までい…

宣伝

何か雪まで降ってやたらに寒いですが、性懲りもなく明日のコミケでお店を出します(東地区P53b)。PEGANA LOSTの西方猫耳協会さんのお隣です。 新刊は先に予告したフリードリッヒ・フレクサ「伯林(べるりん)白昼夢」。30ページ位の短いものです…

アルフォンス・アレ全集

某所で「カミの全集は遺稿の方が多いんですよ」と例によって知ったかぶりを言ってしまった。何か変だなと思って家に帰って調べてみたら案の定、アルフォンス・アレの間違いだった。おお恥ずかし。Table Rondeのアレ全集は生前刊行分が3巻に対して死後刊行分…

石堂藍さんと言えば

一月号から「本の雑誌」の常連レビュアーになったようだ。最近の本の雑誌は「〜を読め!」とか「〜は凄いぞ!」とか、威勢はいいが、しかしどこか空疎に響く賞賛書評が、気のせいかもしれないが目立つ。そうそう毎月傑作が出るはずはないではないかと思うの…

魔法探偵

魔法探偵作者:南條 竹則集英社Amazonいつのまにか出ていたなんでふ師の新刊。読者を別世界に誘う話術が素晴らしい。水虫の治療に納豆を使うと怖ろしいことになるようだ。(おお、そう言えば、「ねじの回転」の新訳はまだなのだろうか?)

モーリス・ルヴェルのコミック化

Grand-Guignol: The French Theatre of Horror (Uep - Exeter Performance Studies)作者:Hand, Richard J.,Wilson, MichaelUniversity of Exeter PressAmazon この前本屋に行ったら創元推理文庫の『夜鳥』が四版か五版になっていた。順調に版を重ねているよ…

新アフリカの印象 括弧地獄

New Impressions Of Africa作者:Roussel, RaymondAtlas PressAmazon 待ちに待ったレーモン・ルーセル『新アフリカの印象』英訳全訳である。アマゾンはアホだからして、上のリンクでは発売日を2005/2なんて書いているが実は先月末に出たばかりだ。何か全世界…

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)作者:桜庭 一樹富士見書房Amazon 滅・こぉるさんの気合の入った感想に興味をひかれて読んだ。・・・うわーやられた!! かわいい女の子のイラストにだまされた〜「『砂糖菓子〜』そのものはミステリでは…

ということで今冬のエディション・プヒプヒの新刊は

このDas Geheimnis des Inders Praschnaの原型となった(と言われている)フレクサの短編Berliner Reiseerlebnis(1919)にしよう(今決めた)。ペーパーバックで13ページのごく短い作品だから今からやっても十分間に合うなり。乱歩の「白昼夢」と比べてみるのも…

「子不語の夢」とフリードリッヒ・フレクサ

子不語の夢―江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集乱歩蔵びらき委員会Amazon 「子不語の夢」をぼちぼち読んでいます。こういう本を一気に読むのは勿体なさすぎる。 書簡から看取される乱歩・不木の人格的な大きさにも心を洗われるような気がするが、本書の読みどこ…

「小説推理」キタワァ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*・゜゜・* !!

宇野亜喜良先生は亜利夫の〇〇〇〇が立っているとこまでちゃんと挿絵に描いていらっしゃるよ。蒼司のはなんか微妙な描きかただけど、やっぱり立ってるんじゃないかな。いやそれはともかく、このアドニス版「虚無」のミステリーとしての構想だが、今回発表さ…

『スピリディオン』再説

ふらんす幻想短篇精華集―冴えわたる30の華々作者: P.G.カステックス,内田善孝出版社/メーカー: 透土社発売日: 1990/08メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 藤原義也さんにリファをいただいた。嬉しいのでもう少し話を続けるな…

ジョルジュ・サンドのゴシック

スピリディオン―物欲の世界から精神性の世界へ (ジョルジュ・サンドセレクション 2)作者:ジョルジュ サンド藤原書店Amazon 知る人ぞ知るジョルジュ・サンドのゴシック・ロマンス『スピリディオン』が突然翻訳された! 全九巻の「ジョルジュ・サンド・セレク…

赤井都『即興集@湖ノ底カラ降ッテキタモノ』

プロの方々の作品はさておき、文学フリマで色々買った本のうち、アマチュアの人の小説で一番心に残ったのがこれだった。拙豚は作者と面識がないので、どんな人かは全然知らない。もしかしたらあのとき売り子をやってた人かもしれない。 フリマに出品された作…

文学フリマ

行ってきました。買ったもの――「うさと私」「ヘリオテロリズムvol.1」「超短編マッチ箱vol.4」その他。「偽作∽奸策」のKさんらしき人を見かけました。あと、うさぎの耳をつけた人が会場にいたような気がしたが、あれは拙豚の目の錯覚だったか???

ミーラン・ドゥブロヴィッチ『歴史の横領』

歴史の横領―サロンと文学カフェから眺めた両大戦間期およびナチス体制下のウィーン作者: ミーランドゥブロヴィッチ,Milan Dubrovic,鈴木隆雄出版社/メーカー: 水声社発売日: 2003/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 訳題が…

明日は文学フリマ

拙豚も冷やかしに行こうと思ってます。おお、まぼろしの「うさと私」がついに!

エディション・イレーヌの二冊

生田耕作没後10年記念出版ということで、エディション・イレーヌから、ヘンリー・ミラーの「母、中国、そして世界の果て」と アナイス・ニンの「巴里ふたたび」が出た。古書肆マルドロール で取り扱っています。しかし、生誕100年記念とかならともかく、没後…

梶龍雄訳レオ・ペルッツ

右の書影は、「中学生の友二年」昭和38年1月号(小学館)の別冊付録。森英俊さんが掘り出してきたものを、石井春生さんのご好意で貸してもらった。石井さんありがとう! 原作は1918年発表の『九時から九時の間』。 訳は当然抄訳だが、途中の章を手際よく省略…

本も色々きた

まずWormwood#3。マーヴィン・ピークとかウールリッチとかヒュー・ウォルポールとかを論じた文章が載っている。『幻想文学』なき後は唯一楽しんで読める幻想文学評論誌なり。 それからドイツのトランプ遊びの本を三冊。これは翻訳資料用。分かったことその1…

コミケ受かりました

12/30 東P53bです。おお、またお誕生席だ。するとお隣は西方猫耳教会さんかな? 残念ながら、這般の事情によりエディション・プヒプヒの新刊は難しいかもです。…とりあえず古いハードディスクの中身を浚って昔訳したのを探してみるつもり。

『チャールズ・アダムスのマザー・グース』山口雅也氏トークショー

牧人さん(id:makito)と一緒に図々しくもカブリツキで聞いてしまいました。スライドをいろいろと見せてもらった。その中にこんなのがあった。一こま物の漫画で、アダムス・ファミリーが窓辺に集まって団欒している。窓の外は恐ろしい暴風雨だ。一家の主人ゴ…

二冊買う人もいるらし

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1087648678/353-358nお棺に入れられた友達が喜ぶかどうかは分からないが… ちなみに挿絵は宇野亜喜良画伯だそうです。 bk1でも購入可能になったようです。

もう一つのゴシック・ロマンス

金曜の夜、某所でゴシック・ロマンスの同人誌を作ろうではないかという話題で盛り上がった。ゴシックといってもM文庫の名訳集成に載るようなたぐいのものではない。ヴィクトリア・ホルトとかフィリス・ホイットニーとか、たぶん東雅夫さんなら死んでもとり…

手錠いろいろ

H:・・・『下宿人』に話を戻すと、あの手錠は、思うに、むかし読んだドイツの小説に、ある男が一日だけ手錠をはめられるはめになってそのためにどんなにいろいろな問題に遭遇しなければならなかったかという話があって、それにかなりのヒントを得たんだよ…

なにかおめでたいこと

滅・こぉるさんによると、なにかすごくおめでたいことが12月に発表されるらしい。刮目して待とうではないか! 叙述の達人の滅さんのことだから、文中の「本人」というのは、たぶん滅さん自身のことだと思う。

恐怖の亜利夫総攻め

「小説推理」といえば、業界のご意見番佐野洋が「推理日記」をたんたんと連載していたりする老舗ミステリ雑誌である(なぜか倉阪さんの『42.195』がひどくお気に入りのようで今月号でも槍玉にあげている)。しかしながら、来月号を開く読者は、そこにきっと…

「本との出会い、人との遭遇」、その他

「クラニーが宅間守みたいと言われている」とか「島尾敏雄が少女を触りまくっている」とか某スレで噂の堀切直人「本との出会い、人との遭遇」を読んでみた。でもクラニーは「ちょっと宅間守っぽい」と言われてるだけだし、島尾敏雄だって別に体を触ったわけ…

すたすた、その他

トランス=アトランティック読了。面白かった。翻訳が素晴らしい! すたすた。すたすた。恥ずかしながらゴンブロヴィッチの本で最後まで読んだのはこれ一冊きりである。「コスモス」の難解さに根をあげて以来、拙豚にとってゴンブロヴィッチは鬼門になってい…

悪文家ブルワー・リットン

読冊日記( http://homepage3.nifty.com/kazano/200409c.html#25 )でブルワー・リットン小説コンテストなるものが紹介されている。ブルワー・リットンのあの超ヴィクトリアンな文体に辟易してた(拙日記5月26日参照)のは拙豚だけではなかったのか! なんと…