2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

中井英夫河童疑惑

……それは季刊「月光」が中井英夫を特集した頃だから今から十五年前にさかのぼる。不用意に撮られたとおぼしい下の写真を見て、 「もしかして中井英夫の頭頂部には、もはや毛が存在していないのではあるまいか」という深刻な疑念にとらえられた。しかしあまり…

大いなる回帰

ウロボロスの純正音律作者: 竹本健治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/22メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (48件) を見る 90年代ミステリベスト3といえば、これはもう言うまでもなく、1.ウロボロスの偽書 2.夏と冬の奏鳴曲 …

ゲラが来た〜

5月に出るともいわれる某文庫の解説。書くのはともかく、自分の文章を読み返すのは激しく苦痛なり。起き抜けに洗面所の鏡をみるような感じ。 今週末はのたうち回りそう。 *幻想と怪奇の時代作者: 紀田順一郎出版社/メーカー: 松籟社発売日: 2007/03/20メデ…

「某」マイナス弐号起動!

遺族の方からお許しをいただけたので、前回の平井功に引き続き、いよいよ「某」マイナス弐号が起動いたします。 ともかくも国会図書館にさえない、あの幻の稀覯本がいよいよ白日のもとにその恐るべき全貌を見せます。乞ご期待! ……驚いてくれる人が全国に100…

掲示板2.0

スパムな書き込みに業を煮やした店主が新掲示板を完成らせたらし。 正直者だけにしか書き込み方法の分からないという、防備体制万全な板ではある。

忌まわしい噂

忌まわしい噂を聞いた。 夏にオープンする新生○す○らでは、アルコールを嗜まぬ客は一歩たりとも店に入ることが許されない。もし間違ってウーロン茶など頼もうものなら、間髪を入れず簀巻きにされ裏を流れる川に叩き込まれる。後は、「はっは、下戸が流れてい…

いろいろ12

やっと原稿が一つ片付いたよ。千ページくらい読まなきゃ十枚書けないという拙豚の燃費の悪さには、いまさらのようにあきれかえったなり。でも実はもう一つあるのだ。毎日のように催促のメールが来ているがすでに怖くて開けられない。 * 最近一番ビックリし…

いろいろ11

風景と記憶作者:サイモン・シャーマ河出書房新社Amazon 稲賀繁美氏の連載が読みたいばかりに、月刊『あいだ』の定期購読を申し込む。 今月号はワシントン・ナショナル・ギャラリーのメロン・レクチャーでサイモン・シャーマの講演を聴く話。ちょっと引用――「…