2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

最後から(−1)番目の日

今日の夕方、そろそろあたりが暗くなりかけた頃に北沢書店を見に行ってきた。フロントのガラス戸は閉まっているが、シャッターは下りてない。店の奥だけに灯りがともっていて、社長とその弟さん、妹さんらしき人が立ち働いていた。――リニューアル後は今まで…

最後から二番目の日

北沢書店1Fもいよいよ明日一日の命。気の早い店員がもう棚の本を荷造りしてたりする。さすがに感慨があるので、後々の思い出のためいろいろ買った。 Katherine Frank, A Passage to Egypt/Benjamin Boyce(ed.), The Adventures of Lindamira/A Romantic Fri…

白の恐怖

http://blog.bk1.co.jp/genyo/archives/2005/08/post_292.phpこの表紙絵は素晴らしい。第一次講談社版全集の横尾忠則イラストを意識しているのではないか。そういえばこんな真っ白なスーツは、乱歩自身が着ていた。全然似合わない白スーツ着て、恥ずかしい姿…

絶望的半額セール

http://home.interlink.or.jp/~5c33q4rw/index.htm新青年版世界探偵小説全集は依然買い手がないらしい。とうとう30万に値上げされてしまった。でも半額セールだから8月中に買えば15万だ(ああややこし)。しかしなぜ誰も買わないのか。箱付きだし一部には帯…

ぶたマン追記

予告ではサブタイトルは「洋上殺人事件」になっていたが、最終的には「洋上殺人物語」に変更されたモヨン。人文書院の良識をここに見た、ような気もする。しかし新宿南口の紀伊国屋書店(東急ハンズの向こう側の店)では、堂々と海外ミステリのコーナーに平…

ぶたマン――洋上殺人事件

ぶたマン―洋上殺人物語作者: ヴィルヘルムラーベ,Wilhelm Raabe,倉田勇治出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2005/09メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る人文書院から変な本が出た。作者ヴィルヘルム・ラーベ(1831-1910)は19世…

致死量ドーリス

という言葉がWebの片隅を騒がせているようだ。いやー懐かしい! 懐かしさのあまり彼らのLPのジャケットをアップしてみました(画像は上記リンク元のサイトより)。通称「さかな」と当時呼ばれたこのアルバムが、たぶん日本に入ってきた最初のもので、非常に…

48万円だった新青年版世界探偵小説全集を18万円に値下げしました

例の2冊一組の箱もついてます。でもまあすでに売れてるようなヨカーン。こういうのは買ってたらきりがないので拙豚は見送り。

通販はじめました

ビブリオテカ・プヒプヒ既刊分の通販始めました。ご希望の方はこのフォームから申込をお願いします。(すでにメールで申込いただいた方は重複して申し込んでいただく必要はありません) あとですぺらにも若干部置いてありますので、手にとってご覧なりたい方…

「不愉快な怪談になる以前のもの」

妖異博物館 (ちくま文庫)作者:柴田 宵曲筑摩書房Amazon幽霊通信 (都筑道夫少年小説コレクション (1))作者:都筑 道夫本の雑誌社Amazon 「妖異博物館」と「都筑道夫少年小説コレクション」が相次いで出た。もちろん偶然に決まってるが、絶妙の組み合わせだと思…

素天堂氏西へ

http://d.hatena.ne.jp/sutendo/20050819#p1 「黒死館逍遥」を買い逃した人には最後のチャンス、かもしれない(百部しか刷ってないということです)

明日の売り物

ということで改めて告知します。 *日時・場所 8/13(土) 西"り"13a『失礼文学会』 東京国際展示場(東京ビッグサイト) 10:00−16:00 参考:コミックマーケット68のご案内 *新刊 ビブリオテカ・プヒプヒ4『ヴァルミュラーの館』(1930) 9ポ2段組140p…

The Asagure-Hoax

実験小説 ぬ (光文社文庫)作者: 浅暮三文出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/07/12メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (73件) を見る 「異形コレクション」に執筆された作品を中心に纏められた短編集。「実験小説」といういかめしい角書き…

空虚な虚(うろ)

日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)作者: 紀田順一郎,東雅夫出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/08メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 18回この商品を含むブログ (40件) を見る まだ最初の数編しか読んでいないが、巻頭にハーンの「茶碗の底」を持…

隠元崇拝

id:lovelovedogさんのところで知った「もすかう」に抱腹絶倒。同サイトの原歌詞を見るに、本当の意味は大体こんなところと思う。 モスクワ、謎に満ちた異国の地、 赤い金の塔のある、氷のように冷えたところ。 モスクワ、でも実際に見た人は知っている、 熱…

神によってなされなかったこと

青い館の崩壊―ブルー・ローズ殺人事件 (講談社文庫)作者: 倉阪鬼一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る (ネタバレ気味なので未読の人は以下を読まないほうがいいかもです) 講談社ノベ…

今度は7割引〜

神保町の北沢書店が店内改装ということで、8月いっぱい全点7割引という暴挙をやっています(ただし1階のみ)。要するに不良在庫処分なのかな?早速今日行って買ってきた本:The Letter of Marsilio Ficino Vol.7 / Writing the New World -Imaginary Voya…