鮎川哲也

ホワットダニット

竹本健治さんがマイ・ホワットダニットという面白い催しをやっている。 このTogetterがやたらめっぽう面白い。でも「何でこれがでてこないんだ!」という古典があったので FF外から失礼します、どころかツイッター外から失礼します。つまりこれ↓ですね。もっ…

鮎川哲也未収録推理小説集発刊!

今さっき来たメールによると、なんかとんでもない本が出るようです。 鮎川哲也未収録推理小説集「夜の演出」 鮎川哲也の作品群は立風書房の鮎川哲也長編推理小説全集、鮎川哲也短編推理小説選集そして現在も刊行が続く創元推理文庫、光文社文庫で、そのほと…

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何か雪まで降ってやたらに寒いですが、性懲りもなく明日のコミケでお店を出します(東地区P53b)。PEGANA LOSTの西方猫耳協会さんのお隣です。 新刊は先に予告したフリードリッヒ・フレクサ「伯林(べるりん)白昼夢」。30ページ位の短いものです…

鮎川哲也は、なぜ我々をハッピーにするのか? (その2)

同様のことを中村真一郎も彼の著書『文章読本』のなかで述べている。文章読本という、いわば文章のお手本集の中に鮎川哲也の文章を入れるというのも相当な見識ではあるが、そこで彼は鮎川は鷗外に学んでいるのではないか、とまで言っているのだ。鮎川が引用…

鮎川哲也は、なぜ我々をハッピーにするのか? (その1)

巌谷小波お伽文庫はまだ出てこない。代わりに今度は角川文庫版の『黒いトランク』が出てきた。この本の天城一の解説は天下の名解説だと思う。拙豚は寡聞にして、これほど鮎川作品の魅力を的確に述べた文章を他に知らない。角川文庫も手に入れ難くなっている…