2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

レム追悼本正誤表その他

「ですぺら」に謎の三人組があらわれて、「発狂した仕立屋」を買っていってくださったとのこと。ありがとうございました。 残念ながら正誤表が間に合いませんでした。「ですぺら」に置いておきましたので、もしもう一度お立ち寄りの節は「正誤表ください」と…

平井功譯詩集売行き

ちょっと中間決算してみた(一部推定) ですぺら 30冊 書肆アクセス 20冊 マルドロール 15冊 音羽館 10冊 啓佑堂 1冊 直販 20冊 コミケ 14冊 計 110冊 他に献呈が10冊くらい。まずまずの売れ行きで、この分なら「某」マイナス二号も出せそうです。ありがとう…

闇よ、つどえ

ダークネス (ハヤカワ・ミステリワールド)作者:倉阪 鬼一郎早川書房Amazon 初期の異色作「ブラッド」の再来のように人が死ぬ。死ぬ。死ぬ。ばたばたと原因不明のまま死んでいく。一章に一回は殺人の場面があり、しかも今回は必ずペアとなって死ぬから、単純…

ジャーマンロックよ今いずこ

ドイツ・ロックの世界作者:若山 俊介春風社Amazon カンもグルグルもファウストもアモン・デュールもアモン・デュールⅡもタンジェリン・ドリームもクラウス・シュルツェもポポル・ヴーもエンブリヨもアシュラ・テンペルもクラフトワークもノイもラ・デュッセ…

職業カラテカ

別冊 文藝春秋 2006年 09月号 [雑誌]文藝春秋Amazon 桜庭一樹の連載「私の男」がはじまった。舞台は2008年、主人公は結婚したばかりの25歳の女性。連載一回目から物語は急速に展開し作者の意気込みをうかがわせる。傑作の予感。「少女七竈〜」のときも思った…

「発狂した仕立屋」正誤表

ということでコミケで販売いたしましたレム追悼本の正誤表です。実は今年の夏はクーラーが壊れまして、頭がウニ状になったまま翻訳を進めたのでございます、と言っても何の弁解にもなりませんが。下記以外にもいろいろ直したいところはありますが、とりあえ…

後をひく山本文緒

みんないってしまう (角川文庫)作者:山本 文緒KADOKAWAAmazon 実はまだ山本文緒を読み続けている。この人は妙に後をひく。短編集だと「プラナリア」「シュガーレス・ラヴ」「みんないってしまう」「絶対泣かない」を読んだ。このなかでダントツに面白かった…

眼鏡文人の友情

眼鏡文人と言えば福永武彦、ということで物のついでにマチネ・ポエティックの同志中村真一郎の回想記「愛と美と文学」より引用。中村が旧制一校を受験するときのエピソードです。 彼(福永武彦)は私の受験勉強の時間割の作製を手伝い、金のない私に参考書を…

コミケ販売本と周辺事情

コミケもいよいよ明日に迫りました。販売予定本は以下の通りです。 *スタニスワフ・レム追悼本『発狂した仕立屋』 内容はこんな感じです。値段はできあがった本を見てから決めます。1000円くらい? *平井功譯詩集 1500円 東雅夫さんが幻妖ブックブログで紹…