2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

手錠いろいろ

H:・・・『下宿人』に話を戻すと、あの手錠は、思うに、むかし読んだドイツの小説に、ある男が一日だけ手錠をはめられるはめになってそのためにどんなにいろいろな問題に遭遇しなければならなかったかという話があって、それにかなりのヒントを得たんだよ…

なにかおめでたいこと

滅・こぉるさんによると、なにかすごくおめでたいことが12月に発表されるらしい。刮目して待とうではないか! 叙述の達人の滅さんのことだから、文中の「本人」というのは、たぶん滅さん自身のことだと思う。

恐怖の亜利夫総攻め

「小説推理」といえば、業界のご意見番佐野洋が「推理日記」をたんたんと連載していたりする老舗ミステリ雑誌である(なぜか倉阪さんの『42.195』がひどくお気に入りのようで今月号でも槍玉にあげている)。しかしながら、来月号を開く読者は、そこにきっと…

「本との出会い、人との遭遇」、その他

「クラニーが宅間守みたいと言われている」とか「島尾敏雄が少女を触りまくっている」とか某スレで噂の堀切直人「本との出会い、人との遭遇」を読んでみた。でもクラニーは「ちょっと宅間守っぽい」と言われてるだけだし、島尾敏雄だって別に体を触ったわけ…

すたすた、その他

トランス=アトランティック読了。面白かった。翻訳が素晴らしい! すたすた。すたすた。恥ずかしながらゴンブロヴィッチの本で最後まで読んだのはこれ一冊きりである。「コスモス」の難解さに根をあげて以来、拙豚にとってゴンブロヴィッチは鬼門になってい…