怒りをどこに

 
 『記憶の図書館』が高すぎるというお便りをときどきもらいます。しかし、しかしですよ、誰も儲けてなんかいないんです。わたしのもらう印税は微々たるものだし、取次や書店の取り分も事業を続けられるカツカツの分しかないし、ましてや版元にいたっては、社屋にエレベーターさえなくて、四階まで歩いて上り下りしてるんです。みんなヒーヒー言っているのです。

 でもここにひとつ諸悪の根源があって、何も仕事をしていないのに金をかすめとっていく奴がいます。そうです。消費税です。この本の税込価格 7,480円のうち 680円は消費税です。わたしのもらう印税よりずっとずっと多いんです。こんなに金をふんだくって、いったい何に使っているのか……

 この怒りをどこにぶつければいいんでしょうね。とりあえず次の衆院選ですかね。

在庫大復活! / アンチクリストの誕生

 
 『記憶の図書館: ボルヘス対話集成』のアマゾン在庫が大復活いたしました。皆様こぞってご注文ください。「国書の新刊はしょっちゅう順位三桁になっている」(版元談)そうなので、この本の順位も三桁行くかもしれません。楽しみなことです。
 

 あの大橋洋一氏に8月31日付ブログ (ずっと下の「付記」のところ) で「アンチクリストの誕生」の斬新な解釈をしていただいています。気づくのが少し遅れましたがありがとうございます。ただ論を進める上で赤裸々にネタバレがされていますので、「アンチクリスト」を未読の方は心してお読みくださいますよう。「最後に出てくるアンチクリストが小者だ」というのはわたしも解説にも書きましたが、やはりみんなそう思うんでしょうか。

いきなり正誤表が出たっ!

『記憶の図書館』は幸いにして好評で、アマゾンの在庫がアッというまに空になりました。今日明日あたり補充が入るそうなのでなにとぞ注文をお願いします。もちろんhontoや紀伊国屋や楽天などからも注文可能です。ただなにしろ元々の部数が少ないので、早めに買ったほうがいいかもしれません。

 しかし一足先に出た『アフター・クロード』にはとてもかないません。昨日みたら860位とかいう恐ろしい順位がついていました。不肖わたくし、国書の本で順位3ケタというのはいまだかって見たことがありません*1。すごいですね。

 それはともかくっ! いきなり恥ずかしいミスを発見したので急遽正誤表を出してもらいました。国書のサイトの『記憶の図書館』のページにある「ダウンロード」というボタンから見られます。

 かつて北杜夫は、「鷗外」をうっかり「鴎外」と書いてしまって、「いくら馬鹿を売り物にしているとはいえ、これでは末代までの恥辱である」とどこかに書いていましたが、今回のミスもまさに末代までの恥辱ものといえましょう。いったいどうしてゲラの段階で発見できなかったのか……もしかしたらアルデバラン星人の円盤に脳波を操られていたのかもしれません。
 

*1:こう書いたら国書I氏から「3ケタなんてしょっちゅうだ。ジーヴスのときは8位だった。みくびってもらっちゃ困る!」とすかさず怒りのメールをいただきました。大変失礼いたしました。

アマゾンで販売開始!

 
『記憶の図書館』がアマゾンで販売を開始しました。お買い上げいただければありがたいです。
 
税込み定価は訳7500円と、一見お高いようではあります。だがしかし! あの伝説の『シュオッブ全集」の50%でしかないのですよ。驚異の大幅ディスカウント、十年前のお値段です。なにとぞよろしく。連休のお伴にでも。

驚異のいいね数

 国書ツイッターの『記憶の図書館 ボルヘス対話集成 』新刊案内告知が膨大な数の「いいね」やリツイートを集めています。もし「いいね」をしてくれた方が全員購入したなら初版が一瞬でなくなるくらいの驚異の「いいね」数です。

 皆さま応援ありがとうございます。まさにボルヘス!というすばらしい装幀をしていただいた山田英春氏にも感謝です。