サド
カニバリストの告白作者:デヴィッド・マドセン角川グループパブリッシングAmazon サドの小説とサドの書簡のあいだには少しばかりへだたりがある。――凄惨と退屈とがまだらに混じる小説は通読が苦痛だが、書簡は読んでたのしい。なぜならそこには彼の小説に乏…
下の小林晋さんのコメントをちょっと検証。 左図がマンガの上のコマ、右図が下のコマの図解です。確かにご指摘の通りサドの連れの人は途中で姿勢を変えているようであります。
素天堂さんよりサドの漫画本をいただく。といってもサドが獄中で描いたマンガとかそういうものではなく、サドを主人公にしたイタリアのコミックである。早い話が素天堂拾遺のここで紹介されているものだ。しかしエロチックな場面は目を皿のようにして探して…
いや読ませます。「安いから買った」なんて失礼なことを書いて悪かった。ディケンズの章をちょっとめくって見ただけでも、「ディケンズはサドの読みすぎで登場人物の性格が歪んだ(p.137)」とか「『エドウィン・ドルード』はマックス・エルンストのコラージュ…
レムにしてもサドにしても、彼らの本を読むときのポイントは、その怪物性をそのまま受け入れることではないのか。これは何も盲目的に崇拝せよとか畏れ入れとか言うことではなく、「もしかしたら人間以外の存在が人間の皮をかむって、これらの本を書いている…
ですぺら通信http://hpmboard1.nifty.com/cgi-bin/bbs_by_date.cgi?user_id=NBG01107の6月20日の書き込みで、渡邊一考氏は「人に本を貸すときはなくなるものと覚悟しています。ジルベール・ルリィの詩集も戻りませんでしたし、数十冊の書冊が消えました。」…