折口信夫

ボルヘスとパンデミック

殉教 (新潮文庫)作者:由紀夫, 三島メディア: 文庫三島由紀夫の中篇『三熊野詣』に自分の周りをアルコールで丹念に拭きまくる老歌人が出てくる。巷の噂では折口信夫がモデルらしい。むかし読んだときには「えらい神経質な人だな」としか思わず、変な人を見る…

『裏面』

*裏面: ある幻想的な物語 (白水Uブックス)作者: アルフレートクビーン,吉村博次,土肥美夫出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/03/07メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る* 他の分野で活躍している人が、とつぜん魔がさしたように小説を書いて…

外国の探偵小説がたくさん

大掃除をやりながら本をパラパラめくっていると、こんな文章がありました。 先生の家に来てみると、外国の探偵小説が沢山あった。「詩学」へ詩を発表されると、原稿料はいいから、同じ社から出している「宝石」を毎月送ってくれるようにと頼まれた。 箱根の…

文豪怪談・三島集を巡って1(言霊の巻)

三島由紀夫集 雛の宿―文豪怪談傑作選 (ちくま文庫)作者: 三島由紀夫,東雅夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/09/10メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る 人の書いた言葉は、その人が死んだ後も残る。運がよければ千年経と…