「本との出会い、人との遭遇」、その他

puhipuhi2004-10-24


「クラニーが宅間守みたいと言われている」とか「島尾敏雄が少女を触りまくっている」とか某スレで噂の堀切直人「本との出会い、人との遭遇」を読んでみた。でもクラニーは「ちょっと宅間守っぽい」と言われてるだけだし、島尾敏雄だって別に体を触ったわけじゃなくて、「顔をいきなり撫でまわした」だけじゃないかー。べつに顔ぐらい撫でてもいいのではないか。

一番興味深かった所は、宇月原晴明の正体を述べたくだり。只者ではないと思っていたが…。あと種村季弘の偉大さを再認識した。どこかで単行本未収録作品集成とかやらんもんかな〜。

終わりの方で著者自身が宣伝してる「ヨーロッパ精神史序説」も買って読み始めました。こちらは相当に面白い。例えばヨーロッパにおけるユダヤ人の位置など、他のどの本よりも明解に書かれているような気がする。