ポトツキ

新年早々うれしいニュース

新年早々、うれしいニュースが流れてきた。あの伝説の彼方に消えたと思われた工藤幸雄訳『サラゴサ手稿』がついに出版されるという(情報ソースは昨年末の「読んでいいとも年末特別篇」での東京創元社の発表)。「今二十一世紀に入って最初の訳書がフランス…

『サラゴサ手稿』ついに完訳

岩波書店のツイッターによれば、『サラゴサ手稿』が畑浩一郎氏の訳で九月から刊行されるという。これはめでたい。千夜一夜物語にならって何重もの入れ子構造をもったこの作品は、そのテキストもガラン版、マルドリュス版、バートン版などが並立する先輩並み…

サラゴサなう……

The Manuscript Found in Saragossa (Penguin Classics)作者:Potocki, JanPenguin ClassicsAmazon 渋谷のシアター・イメージフォーラムで「サラゴサの写本」を見てきました。あこがれの作品が見られて大感激。余勢をかって英訳本もざっと読みましたが、枝葉…

サラゴサ手稿

ぼくの翻訳人生 (中公新書)作者:工藤 幸雄中央公論新社Amazon 某所で「サラゴサ手稿」がDVD化されているという噂を聞きつけ早速注文した。大瀧啓裕氏も絶賛しているらしいので楽しみだ。それにしても東京創元社の引き出しの中に眠っているらしい完成訳稿(上…