色彩雑談

黄色の研究

外国語の色の名は、訳すのが簡単なようで案外難しい。たとえば"purple"。「紫でしょ。ディープ・パープルっていうじゃない」と言われる方もいるだろう。ところがディープでないただのパープルは、日本語でいう紫よりもっと赤みがかった色らしい。とりわけ古…

イザベラ色

いま翻訳しているのはプラハを舞台とした変人小説。主要登場人物の過半が爺婆という後期高齢者小説でもある。これを訳しているとisabellfarbigという形容詞が出てきた。これは色の名で、直訳すれば「イザベラ色」。淡黄色あるいは灰黄色のことで、馬の色の形…