秘密結社

秘密の合図

昨日のことである。とあるイベントに行ったら、会場で妙齢の美女から人目を忍ぶようにこれを手渡された。平然と受けとりはしたものの、内心では動揺を抑えられなかった。すでにこうしたものまで作成されていたとは! ふつうこうしたものは本が出てから作るも…

グランギニョラー岸田國士

黄金の街での秘密結社の集会の後ほどなく、どういう経路でかは分からないが、会の様子が漏れたらしい。店に偵察に赴いた方があったと聞いた。あの高楼からはアレフさながら、パノプティコンさながら、あらゆる場所を見通せるのか。恐ろしいことだ。 とまれや…

Golden Dawn

新宿の一角にゴールデン街なるものがあるそうだ。マルコ・ポーロ伝えるところのジパングのように黄金の瓦が軒を並べているところなのか、はたまた往時のプラハの錬金術師通りのように怪しげな者たちが秘術の探求に精を出すところなのか、いつとも知れぬ頃か…

暗躍する秘密結社

秘密結社の手帖 (文春文庫)作者:渋沢 龍彦文藝春秋Amazon 驚異の『マルセル・シュオッブ全集』重版を達成し、Honto年間ランキング七位にランクインさせた某秘密結社の活躍は、読書子のあいだでよく知られているところのものであろう。このたびバベルの図書館…

なぜ素直に喜ばない

『マルセル・シュオッブ全集』7位ランク入りおめでとうございます! しかし国書刊行会の中の人は素直には喜んでいないようです。【トップ10入り】hontoネットストア2015年間ランキング、小説・文学TOP10の7位になんと『マルセル・シュオッブ全集』がランク…

篤志家

例の秘密結社の手帖を見てたら、「篤志家の小野塚力さん」というフレーズに出くわし思わずのけぞる。 マメな男よのうのう……ちなみにガムテープもていねいに貼ってありました。 社印もきちんと押してありました。

全集購入

*マルセル・シュオッブ全集作者: マルセル・シュオッブ,大濱甫,多田智満子,宮下志朗,千葉文夫,大野多加志,尾方邦雄出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2015/06/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る window.twttr = (function(d, s, id) {…

真昼の箱詰め

今日は昼から「箱詰めの会」(仮称)に顔を出す。なぜかナース服の女性の出迎えを受ける。それにしても東京には秘密結社めいた会がいろいろあるものだ。こんなに閑静な住宅街の真ん中に恐ろしい魔窟が口をあけているとは誰も思うまい。会場では3DKに三万…