もう一つのゴシック・ロマンス

金曜の夜、某所でゴシック・ロマンスの同人誌を作ろうではないかという話題で盛り上がった。ゴシックといってもM文庫の名訳集成に載るようなたぐいのものではない。ヴィクトリア・ホルトとかフィリス・ホイットニーとか、たぶん東雅夫さんなら死んでもとりあげないと思われる例の小説群である。この企画が実現するか否かは首謀者であるIさんの熱意如何にかかっている。頑張れIさん! 拙豚も及ばずながら協力したいと思います。(もっとも拙豚は『古書店アゼリアの死体 (カッパ・ノベルス)』で初めて「こういう世界もあるのか!」と知った薄い読者なので、どこまで役に立てるかまことに心もとないが……)