「幻想と怪奇」

フィッシャーマン 漁り人の伝説

『幻想と怪奇』叢書第三回配本『フィッシャーマン 漁り人の伝説』を新紀元社から恵贈賜りました。ありがとうございます。さっそく新年最初の読書として堪能しました。 二〇一六年に発表されたにもかかわらず、まるで昔の小説を読んでいるような悠々とした筆…

ボーイ・ミーツ・タネムラ!

澁澤龍彦に女性ファンが群れをなしているのに比べると、種村季弘には、池田香代子氏などの貴重な例外をのぞいては、野郎どもばかり群がっているような印象がある。 なぜだろう? やはりペニスケースをつけて踊ったり、湯上りのセミヌード写真を著者近影に用…

やめられない止まらない

新紀元社様より『幻想と怪奇』4号をご恵贈にあずかりました。ありがとうございます。幻想と怪奇 4 吸血鬼の系譜 スラヴの不死者から夜の貴族へ新紀元社Amazon 今回のテーマは「吸血鬼の系譜」。この吸血鬼ものというのは不思議に後を引く。一篇読んだらまた…

『幻想と怪奇』3号

各所で話題騒然の『幻想と怪奇』3号を買ってきた。 巻頭80ページあまりの平井呈一特集は圧巻で、これだけでも十分にもとはとれるが、さらに圧巻なのはそれに続く短篇群である。実にみごとなアンソロジー(精華集)になっている。アンソロジーのテーマはいわ…

幻想と怪奇来たる

縁あって『幻想と怪奇1』のご恵送にあずかりました。 どうもありがとうございます。 紀田・荒俣両巨頭による創刊の辞、北原尚彦氏のイントロダクションに続いて、いきなりアーサー・マッケンの短篇登場! やはりアーサー・マッケンは不滅です。牧神社版の作…

『幻想と怪奇』の思い出

メディア: この商品を含むブログを見る 半世紀前の雑誌『幻想と怪奇』の傑作選が出るという。なんという素晴らしい企画ではないか! 今の人には『幻想と怪奇』は、われわれにとって『新青年』がそうだったような、名のみ聞く伝説の雑誌と化しているのではと…

お詫びと訂正

中野善夫さんから「月影から聞こえる音楽」は「月蔭から~」ではないかと指摘をいただきました。『幻想と怪奇』第二号を引っぱり出してみてみるとまさしくそのとおり!あわてて当該日記を訂正しました。ちなみにただいま絶賛発売中の『ドーキー古文書』の白…