ホフマン

『ホフマン小説集成』2

この『ホフマン小説集成』は、よほど古典音楽にうるさい、いや詳しい人が目を通したらしく、音楽関係の校訂が行き届いているようだ。そのせいかどうか、読んでいるとあちこちのページから妙なる音が聞えてくる気がする。なるほどホフマンは文筆の人であると…

『ホフマン小説集成』

また少し間が空いてしまったけれどそのあいだ何をしていたかというと、『ホフマン小説集成(上)』を読んでいた。いわゆる「山吹色の本」である。この本は版元から献呈してもらった。山吹色はしているけれど別にワイロではなく、フーゴー・シュタイナー=プラ…