洋書まつり

田村書店の不思議な出品物

昨日と今日は洋書まつり。今回は三日月書店さんがアラビア語のタイプライターを出品している。もしかしてウケ狙い? それとも誰か買うのだろうか。例によって田村書店さんの本が奥の壁面のかなりの部分を占めている。今回は新品同様といった感じのフランス書…

本代は支払われたのだろうか

昨日書影をあげたヴェデキント仏訳本は、十数年前に洋書まつりで生田旧蔵書が大放出されたときに手にいれた。あのときは生田が晩年にいたるまで豪快に本を買い続けていたことがわかってびっくりしたものだった。現にあのヴェデキント仏訳の刊行年一九九〇年…

洋書まつり初日

一昨日と昨日行われた洋書まつりに行ってきた。コロナ禍のおかげで一時は開催が危ぶまれていたようだが、無事開催されたのはめでたい。河野書店のブログによれば、三軒の古書店が「本年の開催を強く希望した」ということだ。ありがたいことである。この三店…

まだある、まだある

昨日と今日は古書会館で洋書まつりがあった。いつぞやの日記で記した、加齢とともに本買いが加速する人たちが一堂に集まってわれがちに段ボール箱に何箱も、という感じで本を買っていっている。恐ろしい。恐ろしすぎる眺めではないか。昨日六十冊近く買った…

前川蔵書の夜

平井呈一蔵書印見せびらかしの余勢をかって前川道介氏の蔵書票・蔵書印も披露。平井旧蔵書はさすがに最近はもう見かけませんが、前川旧蔵書は年に一度の洋書祭りなどに行くと片隅にひっそり転がっています。よほど誰も買い手がないのでしょうか……。 蔵書票A …

恥ずかしい蔵書票の話

この前の金土は洋書祭りということで、いそいそと神保町の古書会館まで出かけていった。例によって初日はプロやセミプロが入り乱れて荒らしまくるので、何かと動作の緩慢な拙豚に出番はない。静かな雰囲気で落ち着いて本を選べるのは客もまばらな二日目の朝…