2017-01-01から1年間の記事一覧

豆本対応状況

* 「当選通知が来ない」ツイートがぽつぽつ見受けられますが、そもそも対象者全員にDMを送ったのかどうかさえ今は確認できていません。首謀者が北陸方面に遁走したとの噂もあります。週明けに状況を確認してみますのでいましばらくお待ちください。 *

豆本応募御礼

* 『ワルプルギスの夜』刊行記念キャンペーンはざっと数えたところ、76人の方の応募がありました。予想を上回る多数の応募をいただき、ありがとうございました。 * * 数え違いの可能性も考えて、84冊作りました。再来週あたりから発送がはじまるようです…

ただいま55名

* 『ワルプルギスの夜』刊行記念・豆本プレゼントキャンペーンの応募者は、今現在(19:38)で55名です。依然として余裕で全プレ状態であります。 応募期間も明日一日を残すだけとなりました。でも、まだ読んでないよ! という方も十分間にあいます。短い短篇…

可憐な中身も公開

国書刊行会ツイッターにて豆本の表紙を公開していただきました。ありがとうございます。 ではこの際ですから、可憐な中身もそっと公開いたしましょう。 まず見開き。 この画像ではわかりにくいかもしれませんが、実は二色刷りで、「死の舞踏会」のところだけ…

読売にも書評

読売新聞日曜版に『アンチクリストの誕生』の書評が載るという噂を聞きつけ、朝一番で買いに走りました。評者はなんと荒蝦夷代表の土方正志氏! なんという光栄なことでしょう。「荒蝦夷(あらえみし)」といえば、みちのく怪談の埋もれた名作を続々発掘する…

豆本完成!

どうです、かっこいいでしょう。この前の表紙告知からちょっとデザインを変えました。 さて募集締切まで一週間足らずになってきました。 いまのところ、応募して下さった方は30数名なので、募集要項をきちんと守ってさえいれば、必ず当選するといっても過言…

豆本表紙

* 『ワルプルギスの夜』豆本プレゼントキャンペーン、続々とご応募いただきありがとうございます。 とりあえず表紙だけはだいたいできたのでお披露目。挿画は本家ワルプルギスと同様、アンドレ・ランベールによるものです。 * * ちなみに予定サイズは105m…

おそるべき池澤効果

アンチクリストの誕生 (ちくま文庫)作者:ペルッツ,レオ筑摩書房Amazon ツイッター情報によると、先日の神保町ブックフェスティバルでは、本の雑誌社のブースで池澤春菜さんが売り子をされていたそうだ。全然気づかなかった! なにしろああいう場所では本しか…

千円均一本一番勝負

神保町ブックフェスティバル・本の得々市ワゴンセールの二日目に行ってまいりました。まず見るのは当然にして国書刊行会のところです。例年にもまして「惜しげもなく」という形容がぴったりの品ぞろえです。なにしろあの『マルセル・シュオッブ全集』が七千…

帰省中

ただいま、イオンモールにイノシシが突入する地に帰省しております。メールの返事など滞るかもしれませんがご勘弁ください。豆本は東京に帰ってから作ります。明日の午前中は、岡山大学構内で開催されるイチョウ並木の本祭りに顔を出す予定。もしかしたら知…

応募者あらわる

ワルプルギスの夜:マイリンク幻想小説集作者:マイリンク,グスタフ国書刊行会Amazon『ワルプルギスの夜』豆本プレゼントキャンペーンにさっそく応募してくれた方をいま発見! ありがとうございます! ここで念のためひとこと。上にリンクした国書サイトの募集…

ワルプルギスの夜が来る

ワルプルギスの夜:マイリンク幻想小説集作者:マイリンク,グスタフ国書刊行会Amazon Yahoo!のリアルタイム検索で『ワルプルギスの夜』を見ると、「ワルプルギスの夜が来る」とか「超大型のワルプルギスの夜が接近中」とかいうツイートで埋まっていて頼もしい…

巨大豆本あらわる

ついに版元のお知らせがでました。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.t…

問題の口絵

*アンチクリストの誕生 (ちくま文庫)作者: レオペルッツ,垂野創一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2017/10/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る* おかげさまで『アンチクリストの誕生』はどうやら好評のようです。 そこで謝恩というわけでもな…

絢子の幻覚

岩田賛探偵小説選 (論創ミステリ叢書 108)作者:岩田賛論創社Amazon 今提出されている高校国語の改定案によると、「論理国語」と「文学国語」というのが新たにできるそうだ。なにやら文学のほうの人がひそかに結集して、抜打座談会とかやりそうな雰囲気になっ…

届いた〜文庫は〜

アンチクリストの誕生 (ちくま文庫)作者:ペルッツ,レオ筑摩書房Amazon し〜ろ〜い〜縁取りが〜 ありまし〜た〜。ということで、『アンチクリストの誕生』の見本を先週受け取りました。全面漆黒のアンナ・カヴァン『氷』にさえ白い縁をつけてしまうというちく…

対決の書

綺想宮殺人事件作者:芦辺 拓東京創元社Amazon 【「新青年」版】黒死館殺人事件は刊行一週間足らずで在庫が底をつき各書店で品切れとなり、版元はあわてて重版に踏み切ったそうだ。あの価格にしてこの売れ行きなのだから、よほど皆が待ち望んでいた本だったの…

「光輝故(ゆえ)なくしては」

【「新青年」版】黒死館殺人事件作者:小栗 虫太郎作品社Amazon かつて都筑道夫はポケミスのあとがきで『ドグラ・マグラ』を、「狂人の主観を通して狂人をめぐる一事件を書いたもの」と評したことがあった。でもこれは『ドグラ・マグラ』にかぎらない。いわゆ…

『怪奇礼讃』礼讃

怪奇礼讃 (創元推理文庫)作者: E・F・ベンスン他,中野善夫,吉村満美子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/07/31メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 9回この商品を含むブログ (19件) を見る創元推理文庫の怪奇幻想部門は、かって背中に帆船マークがあっ…

ヴァルワル問題

ドイツ語ではWは「ウ」ではなく「ヴ」と発音するから、拙訳『ワルプルギスの夜』はより正確に表記するなら『ヴァルプルギスの夜』としなければならない。でもここはあえて「ワルプルギス」にこだわりたい。なぜかといえば、"WALPURGISNACHT"はと記されるのが…

ひみつのハニトラ

『ワルプルギスの夜 マイリンク幻想小説集』(グスタフ・マイリンク 垂野創一郎 訳 国書刊行会)を責了しました。“全編本邦初訳 2長篇小説のほか、短篇8編とエッセイ5編を収録” 山尾悠子さん推薦。10月中旬刊行。https://t.co/rnKlWkLl3s pic.twitter.com/DK…

10月第二弾

ペルッツ中短篇集*1に続く10月発行第二弾がついに長年の封印を解かれて書影アップ。見よこの帯文執筆陣の豪華さを! 長篇2篇に短篇・エッセイが13篇と単行本2.5冊分くらいの分量が収録されているのに価格は1/3シュオッブ(=1キントス)というコスパのよさにも…

地球の運命

window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id = id; js.src = "https://platform.twitter.com/widgets.js"; fjs.paren…

シュレーディンガーの辞書

今度出る『アンチクリストの誕生』には、すでに前川道介氏による既訳のある「月は笑う」が入っています。でもこれは単にいきがかり上そうなっただけで、既訳に不満があるとかそういうことではまったくありません。その点はくれぐれも誤解なきようお願いしま…

どうしてこうなった

* 発売を目前に控え、『アンチクリストの誕生』の校正も佳境に突入しております。おお、なぜかゲラ中に「どうしてこうなった」というフレーズが。 * * この出典はあえて言いますまい。知ってる人も周りに吹聴しないでくださいね。でも、漏れ聞く噂による…

スキー文

* 全世界で百万以上リツイートされている元大統領オバマのツイート: window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id =…

食物中毒と集団幻想

食物中毒と集団幻想作者:メアリー・キルバーン マトシアンパピルスAmazon 大橋洋一氏の7月28日付のブログを見てびっくり。このブログによれば、「ウィッチ」という映画が麦角菌による集団幻覚を扱っているそうだ。いやそれよりも驚いたのは、やはりこのブロ…

創元夏のホンまつり

創元 夏のホンまつりに行ってきました。ここの建物は何年か前に一度お邪魔したことがあります。階数は同じくらいですがこちらはエレベーターがあるのであまり高楼という感じはしません。ゴシック叢書など企画するには不利な環境かも。でも資料室はちょっとヴ…

ウィーン問題

翻訳をしていてときどき迷うのはカタカナでどう表記するかである。世の中には名状しがたく表記にこだわる人もいて、たとえばある本では、「百貨店」と書けば三字ですむのに、わざわざカタカナで、「デパート(アメリカではディパートメント・ストーア、イギ…

江ノ島から鎌倉へ

今見てるゲラにジェルジンスキー(ソヴィエトGPUの親玉)が出てきたので、二十年かそれ以上ぶりに林達夫の「共産主義的人間」を引っ張り出して読んでいる。このエッセイの終わりの方にもやはりジェルジンスキーが出てくるからだ。しかしこの平凡社版著作…