2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『最後の審判の巨匠』装丁

『最後の審判の巨匠』装丁の連絡を藤原編集室から受けました。おおすごい迫力! 訳題と原題とで十字架をなしているのが芸が細かいです。 装画は『幻想文学大事典』の中カバージャケットを手がけられた山本里士氏。3月23日頃刊行だそうです。しつこいようです…

サラゴサ手稿

ぼくの翻訳人生 (中公新書)作者:工藤 幸雄中央公論新社Amazon 某所で「サラゴサ手稿」がDVD化されているという噂を聞きつけ早速注文した。大瀧啓裕氏も絶賛しているらしいので楽しみだ。それにしても東京創元社の引き出しの中に眠っているらしい完成訳稿(上…

ヴァテックのこと

「ヴァテック」を読んだときのことはまだ覚えている。国立の道化書房で牧神社版を買い、斜め向かいの音楽喫茶「ジュピター」で一気に読んだのだった。二十年くらい前のことである。今はどちらの店もたぶん存在していないだろう。驚いたのはその近代性だった…

『最後の審判の巨匠』bk1予約開始!

拙豚が去年の今頃からコツコツ翻訳してきた『最後の審判の巨匠』がついに刊行の運びとなりました。 http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02521635都筑道夫や鮎川哲也のエッセイで触れられていながら、なかなか現物がお目にかかれ…

赤い竪琴は恋愛小説なのか?

赤い竪琴作者: 津原泰水出版社/メーカー: 集英社発売日: 2005/01/26メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (51件) を見る 一人の作家を他の作家と比べるのは失礼極まる行為だとは重々承知しているが、津原泰水さんのこの作品は久生十蘭にとて…