2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

匣の中の薔薇十字楽

好評開催中のギャラリーオキュルス渡辺温オマージュ展に、飛び入りで恐ろしい箱が置かれた模様。なんと、創元推理文庫版『アンドロギュノスの裔』をこの箱に入れると、薔薇十字社版『アンドロギュノスの裔』になるという。面妖なことではないか。魔術師妖術…

口ひげを生やした中井英夫

アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)作者:渡辺 温発売日: 2011/08/31メディア: 文庫 ギャラリーオキュルスの渡辺温オマージュ展に行ってきました。えーと見所としてはですね、1. 入ってすぐ左にかけてある温ちゃんのシルクハットに触り放題!*…

ズンドコ教なのに

* 今日はマルドロールさんに本を送ったあとまたもやバカホラー。これは怪作!というのがめったになくて困る。 * 一段落したところで都会に出て、荒俣訳ファウストとドリトル先生の本と、えーとなんだったか度忘れしたもう一冊の本を買いにいこうと思う。別…

バカホラーの週末

独逸怪奇小説集成発売日: 2001/09/01メディア: 単行本土日はバカホラーばかり読んで頭が痛くなりました。でもなんとかして荒俣先生編の伝説的アンソロジー『慄然の書』のドイツ版を作ってみたい。作ってみせるぞ。昨日読んだカール・ハンス・シュトローブル…

連休が勝負だ

* * グスタフ・マイリンク疑似科学小説集『標本』は、マルドロールさんでの売れ行きがこのままのペースで続けば、文フリ前に完売になりそうな感じです。アーサー・マッケンが自伝かなにかで書いていたのですが、もらった遺産を全部1ポンド札に代えて、ベッ…

Had I But Known

パラドクシア・エピデミカ ― ルネサンスにおけるパラドックスの伝統作者:ロザリー L コリー白水社Amazon 両世界日誌によれば、『パラドクシア・エピデミカ』ではironyを「複眼視」と訳しているそうだ。しまった。拾い読みしかしてなかったので気づかなかった…

われら死者とともに歩む

*女霊は誘う 文豪怪談傑作選・昭和篇 (ちくま文庫)作者: 永井荷風,久生十蘭,伊藤整,原民喜,豊島与志雄,東雅夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/09/07メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る* 開巻いきなり「来訪者」で快調…

家捜しその1

*Herr von Syllabus: Criminalnovelle 1873 / Criminalbibliothek 1850-1933 - Band II作者: Benno Bronner,Dieter Paul Rudolph出版社/メーカー: Edition Koeln発売日: 2009/04メディア: Perfectこの商品を含むブログ (1件) を見るIn einer Brautnacht: Cr…

おんシャツ

* 『アンドロギュノスの裔』は発売たちまち重版との噂。待ち焦がれてた人が多かったんでしょうね。 下はそれを記念して作られた(のかもしれない)渡辺温シャツ。 * *

マイリンク御礼

** ** グスタフ・マイリンク疑似科学小説集『標本』はおかげさまで、マルドロールさんにまた15部追加納入。そろそろ在庫をついてきたかな? * マイリンクの博物学的奇想短編の面白さは、つとにフヂモト・ナオキさんが、「ウィアード・インヴェンション…

ヴィクトリアンに歩調をあわせて

*Early German and Austrian Detective Fiction: An Anthology作者: Mary W. Tannert,Henry Kratz出版社/メーカー: McFarland Publishing発売日: 2007/10/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る* 次号のROMの特集は、小林さんの希…

別名……

*別名S・S・ヴァン・ダイン: ファイロ・ヴァンスを創造した男作者: ジョン・ラフリー,清野泉出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2011/09/22メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (10件) を見る* 藤原編集室のTwitterがはじまりました。い…

羽化

*五色沼黄緑館藍紫館多重殺人 (講談社ノベルス)作者: 倉阪鬼一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/09/07メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブログ (13件) を見る* 「どんどんバカになってますが大丈夫でしょうか」と、奥方が心配のあまり気も…

御礼

* 巽昌章さんが『ヴァルミュラーの館』の感想を寄せてくださいました。おお、お読みいただきありがとうございます。 日夏耿之介が「高野聖」をバルベー・ドールヴィイと比較した論を受けて、澁澤龍彦が「それちゃう。鏡花はドールヴィイよりむしろホフマン…

豚ミステリの華麗な世界

* * 縁あってミステリマガジンで年に二度ほど、ドイツの新刊ミステリ紹介を担当しています。後ろのほうのページの、新刊情報[世界編]という欄で、分量は一回につき三枚くらい。紹介する本は当方に一任されているので、すごく楽しい仕事です。たぶん読んで…

渡辺温オマージュ展続報

*アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)作者: 渡辺温出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2011/08/31メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 47回この商品を含むブログ (15件) を見る* ギャラリーオキュルスで開催予定の渡辺温オマージュ展《アン…

販売再開!

* ……ということでエディション・プヒプヒの4アイテムは、マルドロールさんのサイトで無事販売が再開されました。細々とやっておりますゆえ、これが売れてくれないと次回文フリ(11/3)でろくに新刊も出せません。*1。 なにとぞよろしく〜。 * *1:ちと大げ…

追加納入完了!

* マルドロールさんのサイトで「欠」マークがついてしまったエディション・プヒプヒの4アイテムは、本日宅急便で追加納入しました*1。 おって購入可能となるはずなので、なにとぞよろしくお願いします。 * *1:といっても各10部ずつという情けない数ですが…