ゴンブロヴィッチ

トランスファンタスティック

エイリア綺譚集作者:英理, 高原国書刊行会Amazon 定価が三千円を切っているのもかかわらずこの美麗装丁はただごとではない。どこをどう叩けばこの価格でこの造本が実現できるのだろう。版元の屋台骨を揺るがすくらいの大部数を刷っているのだろうか。ともか…

『Oの物語』メモ2:プラトニスム

完訳Oの物語作者:ポーリーヌ・レアージュ学研プラスAmazon ポーランドのSF作家スタニスワフ・レムは自他ともに認めるウルトラ女嫌いで、最後の長篇『大失敗』(1987)はあまりの女性蔑視描写のため、英語版では文章に一部削除がされているという。自然ポルノ…

すたすた、その他

トランス=アトランティック読了。面白かった。翻訳が素晴らしい! すたすた。すたすた。恥ずかしながらゴンブロヴィッチの本で最後まで読んだのはこれ一冊きりである。「コスモス」の難解さに根をあげて以来、拙豚にとってゴンブロヴィッチは鬼門になってい…