アイリッシュ

うじうじと悩む話

この前『都筑道夫の読ホリデイ』を通読したことを日記に書いた。この本を読むと当然のことながら都筑のミステリ好きが感染して、創元推理文庫や早川ポケミスを読みたくてたまらなくなる。折よく荻窪の古書ワルツに『細い線』が置いてあったので買ってきた。…

また佐野洋を読んだ

また佐野洋を読みました。というと「お前は佐野洋しか読むものはないんか~」と呆れられそうですが、いい意味でも悪い意味でも後を引かない、読んだらすぐに忘れられる(というとけなしてるようですが褒めてるんですよ。すくなくとも読後嫌な後味が残る本に…

やめられない止まらない

新紀元社様より『幻想と怪奇』4号をご恵贈にあずかりました。ありがとうございます。幻想と怪奇 4 吸血鬼の系譜 スラヴの不死者から夜の貴族へ新紀元社Amazon 今回のテーマは「吸血鬼の系譜」。この吸血鬼ものというのは不思議に後を引く。一篇読んだらまた…

乱歩趣味

世界推理短編傑作集5【新版】 (創元推理文庫)作者: 江戸川乱歩出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2019/04/24メディア: 文庫この商品を含むブログを見る 戸川安宣氏によってリニューアルされた『世界推理短編傑作集』がつつがなく完結したことを喜びたい。…

本も色々きた

まずWormwood#3。マーヴィン・ピークとかウールリッチとかヒュー・ウォルポールとかを論じた文章が載っている。『幻想文学』なき後は唯一楽しんで読める幻想文学評論誌なり。 それからドイツのトランプ遊びの本を三冊。これは翻訳資料用。分かったことその1…