2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

尻の方向転換

下の小林晋さんのコメントをちょっと検証。 左図がマンガの上のコマ、右図が下のコマの図解です。確かにご指摘の通りサドの連れの人は途中で姿勢を変えているようであります。

貴族の尻は萌えなのか?

素天堂さんよりサドの漫画本をいただく。といってもサドが獄中で描いたマンガとかそういうものではなく、サドを主人公にしたイタリアのコミックである。早い話が素天堂拾遺のここで紹介されているものだ。しかしエロチックな場面は目を皿のようにして探して…

文学フリマその他

文学フリマの参加サークルが明らかになりつつある。今回はCRITICAの探偵小説研究会も参加。それから一時POSEIDONのスタッフだったともいわれマグマのファンサイトなども持っているif→itself さんが参加。それから「万年床。withK」のKというのはあのKさんな…

楽器としての前世

ブラバン作者:津原 泰水バジリコAmazon 馬渕という、人の前世が見えるという女の子が出てきて、主人公の他片(たひら)は「あんたの前世、犬よ」と言われる(p.124)。人間の前生が犬でありうるなら、別にそれがチューバであってもトロンボーンであってもお…

もうひとつの目玉の話

マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)作者:バタイユ発売日: 2006/09/07メディア: 文庫 「目玉の話」の訳者は言う。「要するに、『目玉の話』は話し相手を前に置いた告白として読んだほうが、ぐっと臨場感も面白みも増すのである。原題の「histo…

「目玉の話」のですます調

マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)作者:バタイユ光文社Amazon 驚くべき清新な翻訳だ。既存の生田耕作訳と比べてどちらに軍配をあげるかは人それぞれだろうが、少なくともこれを読んだ後では生田訳が古色蒼然とした、(文字通りの)前世紀の…