2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

早稲田進省堂

久しぶりに行くと、国学院でピクチャレスクを研究していた方が逝去されたとかで(誰だろう?)、店内は大げさに言えば足の踏み場もないほど面妖な本で溢れている。めぼしい本はとっくの昔に売れてしまったらしい(店主談)。しかし性懲りもなく両手一杯に買っ…

未確認情報

今日ですぺらに行ったら、ミステリチャンネルでどなたかが「最後の審判の巨匠」をとりあげてくださったという話を聞いた。 おお、そういえば10冊以上あったはずの池袋ジュンク堂の在庫が、いつのまにか5冊になっているよ。テレビの威力はすごいな。 どなたな…

独仏幻想ミステリ逍遙(4)レルネット=ホレーニア『僕はジャック・モーティマーだった』

舞台は戦前のウィーン。主人公はタクシードライバーのフリードリヒ・シュポーナーという青年(右の書影にはいい年をしたオッサンが写っているが、これはなんかの間違いで、われらのシュポーナー君はたぶん二十歳そこそこくらいではないかと思う)。彼にはマ…