左川ちか

高原英理『精霊の語彙』

高原英理さんの短篇ひとつだけを収めた小冊子を作者の好意により落掌した。なんたる僥倖。この「精霊の語彙」は来月末に出る連作長篇『祝福』の中の一篇なのだそうだ。『祝福』というとなんだかめでたい感じがするが、本のカバー上部に下半分だけ見える漢字…

『左川ちか全集』と『郊外のフェアリーテール』

ようやく『左川ちか全集』と『郊外のフェアリーテール』を買えた。両方ともかなりの売れ行きらしくて、なかなか書店の棚に見つけられなかった。連休中に読めるだろうか。

早稲田古書店街の怪臭

先日書いた「幻の『左川ちか文聚』がヤフオクに出品」と「幻の『左川ちか文聚』続報」が大変なアクセス数を記録している。もしかしたらツイッターで言及されたのだろうか。この問題への世間の関心は存外高いのかもしれない。ところで『左川ちか文聚』を売っ…

幻の『左川ちか文聚』続報

昨日の記事「幻の『左川ちか文聚』がヤフオクに出品」に関して小野塚力さんよりメールがありました。 そのメールによれば、「左川ちか文聚は、盛林堂サイトでの販売をやめた、というだけで、流通は開始してます」「現在は浅羽先生の営む古本どらねこ堂に、数…

幻の『左川ちか文聚』がヤフオクに出品

ブログ「銀髪伯爵バードス島綺譚」によれば、盛林堂書房で販売が延期された『左川ちか文聚 左川ちか資料集成・別巻』 (えでぃしょん うみのほし) がヤフオクに出ているそうだ。 どれどれと見に行ったら、本当に出ていた(ここ)。あいかわらずO氏の暗躍力は…

侃侃房より左川ちか全集発刊

サラマーゴの『象の旅』やビラ・マタスの『永遠の家』など、最近は海外文学の分野でも意欲的出版を続けている書肆侃侃房が、本年左川ちか全集を刊行するそうだ。遅まきながら編者島田龍氏のツイッターではじめて知った。 版元宣伝文句の「詩の極北に屹立する…

われら死者とともに歩む

*女霊は誘う 文豪怪談傑作選・昭和篇 (ちくま文庫)作者: 永井荷風,久生十蘭,伊藤整,原民喜,豊島与志雄,東雅夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/09/07メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る* 開巻いきなり「来訪者」で快調…