蔵書票

前川蔵書の夜

平井呈一蔵書印見せびらかしの余勢をかって前川道介氏の蔵書票・蔵書印も披露。平井旧蔵書はさすがに最近はもう見かけませんが、前川旧蔵書は年に一度の洋書祭りなどに行くと片隅にひっそり転がっています。よほど誰も買い手がないのでしょうか……。 蔵書票A …

蔵書印礼讃

本棚探偵の冒険 (双葉文庫)作者:喜国 雅彦双葉社Amazon蔵書印とか蔵書票とかいうのは、あまり押したり貼ったりする気になれない。もちろん面倒くさいせいもあるが、人が書いた本に自分の印をつけるというのはどんなものだろうと疑問に思うからでもある。もし…

恥ずかしい蔵書票の話

この前の金土は洋書祭りということで、いそいそと神保町の古書会館まで出かけていった。例によって初日はプロやセミプロが入り乱れて荒らしまくるので、何かと動作の緩慢な拙豚に出番はない。静かな雰囲気で落ち着いて本を選べるのは客もまばらな二日目の朝…

『天才建築家ブルネレスキ―フィレンツェ・花のドームはいかにして建設されたか』

『謎の蔵書票』のロス・キングの二冊目の翻訳。てっきりは小説とばかり思って最後まで読んだが、解説を見るとノンフィクションだった。どうりで何か違和感があると思った! 癖のある一人の天才建築家がサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドームを完成…