2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

七竈なかったあった

うつし世の乱歩 父・江戸川乱歩の憶い出作者:平井 隆太郎発売日: 2006/06/16メディア: 単行本 今日は七竈の発売日のはずだがどこの書店にもない。おかしい、もうエイプリルフールから何か月もたっているのに。三省堂本店の検索機械で調べてみようとしたら、…

赤い鳥の囀り

戦後創成期ミステリ日記作者:紀田 順一郎松籟社Amazon ミステリマガジン今月号に有栖川有栖氏が「赤い鳥の囀り」と題するエッセイを寄稿している。「容疑者Xの献身」を巡る論議の一環をなすもので、そのなかで有栖川氏は、二階堂黎人の「容疑者X」論には納…

闇の復権その他

プラド美術館の三時間 (ちくま学芸文庫)作者:エウヘーニオ ドールス筑摩書房Amazon ヘンリー・ジェイムズ怪談集成がTartarus Pressから出た。300部限定。こんどエディション・プヒプヒから出す本は200部限定だから悔しいことに100部ほど負けている。しかし30…

浅暮マジック健在なり

ペートリ・ハイル!―あるいは妻を騙して釣りに行く方法作者:浅暮 三文牧野出版Amazon 釣りエッセイだとて侮るなかれ。浅暮マジック健在なり。しかしその魅力をどう説明すればいいのか。まず枠が導入される。新婚旅行の前に作者は奥方に約束する。「結婚後は年…

いまどきの魔術 〜Recent Sorceries〜

猫路地日本出版社Amazon 「かねて猫好きで知られる作家の皆さんに、既成の辞書には存在しない架空の猫熟語を自由に思い浮かべていただき、それにちなんだ短い物語を書き下ろしてもらったら如何だろう」(本書解説より)――これだけの縛りをもとに集まった作品…

その後の状況

校正大変なり/Thomas Hardy "The Dynast"原文見つからん/あとがきめんどくさし/背表紙も作らんとならんがな/見返しに下の絵を入れたいが、入れると原価がまた増える〜/今日はもう寝よう

表紙ができました

某同人出版計画の表紙ができました。あまりにも赤裸々なパクリ(というかコピペ)です。元ネタの分かる方もさぞ多いことでしょう(東京泰文社があったころは一冊200円くらいでころがっていました)。はてさて、週明け入稿なるか?

可愛いふりだのえるは幾つぢゃ

某同人出版計画がいよいよ大詰めに。なんとか来週中には緑陽社に入稿したい。さもないと海は牡蠣でいっぱいに、じゃなくて肝心のコミケ本にとりかかれん。ということで校正スタッフの皆さんよろしくです。 下の画像はその版下を仮刷りしたもの。今回はフラン…

噂のY・N

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/sf/1143638557/386n-よく分からないながら長門有希じゃないかとも思う。違うかな? 「のたいゆみお」よりは可能性があるような気もするけれど。

L氏・言葉遊び・翻訳

L氏の言葉遊び癖のはげしさは、泰平ヨンものや、「ロボット物語 (ハヤカワ文庫SF)」や、なかんずく「宇宙創世記ロボットの旅 (ハヤカワ文庫 SF 203)」の読者には周知のことであろう。下に書影をアップした本は、そういったL氏の言葉遊びがいかに翻訳に反映さ…

倉阪論メモ(1)

汝らその総ての悪を作者: 倉阪鬼一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/09メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見る ページの上の文字は本来は死んでいる。 論より証拠、外国人の目で、あるいは幼児の目で眺めてみるとよ…

アマゾン順位の謎

Amazon.co.jpのランキングは何で決まるのだろう。かなり古い本や、すでに品切・絶版になった本にも順位があるから、一定期間(直近一か月とか半月)に売れた冊数ではないようだ。かといって過去に売れた総冊数でもなさそう(新刊書が有利そうに見えるから)…

タルホマニア拾遺録(5) 十六歳の三島、足穂を読む

三島由紀夫 十代書簡集 (新潮文庫)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る 何を血迷ったか、「三島由紀夫 十代書簡集」なるものをぱらぱらめくってたら足穂が出てきた。 稲垣足穂の「山風…

L氏とマイクル・カンデル

キャプテン・ジャック・ゾディアック (ハヤカワ文庫SF)作者: マイクルカンデル,Michael Kandel,大森望出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1994/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る クヴァルバー・メルクールをぱらぱらめくっていたら、ロッテ…

水溜りの影

Der Cthulhu-Mythos 1917 - 1975出版社/メーカー: Festa Verlag発売日: 2003/05メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る ドイツのFrank-Festa Verlagといえばクトゥルーものを始めとして、渋いものから軽いものまで幻想怪奇系の本をたくさ…