小説すばる 2010年 11月号 [雑誌]集英社Amazon 「ばらばら死体の夜」第二回。息の詰まるような禍々しい雰囲気だった前回とちがって、この回ではやがてバラバラ死体になるはず（たぶん）の中年男の無気力な日常が語られる。彼には胎内回帰願望のようなものが…

この前の金土は洋書祭りということで、いそいそと神保町の古書会館まで出かけていった。例によって初日はプロやセミプロが入り乱れて荒らしまくるので、何かと動作の緩慢な拙豚に出番はない。静かな雰囲気で落ち着いて本を選べるのは客もまばらな二日目の朝…

＊ミステリマガジン 2010年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2010/10/25メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る＊ ミステリマガジン12月号で、「ホメオパシー探偵の憂鬱」と題し、ビオイ=カサーレス／シルビーナ・オ…

＊ 乱歩は私が小学校上級のころ、はじめて「少年倶楽部」に「怪人二十面相」などの子供ものを連載した。三作くらいつづいた。これがすこぶるおもしろく、十一歳年上の兄までが読み、 「今月はどうなった？ 二十面相はやっぱり逃げたか」 などと言ったりした…

＊小説すばる 2010年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/09/17メディア: 雑誌 クリック: 36回この商品を含むブログ (3件) を見る＊ 桜庭一樹がミステリの世界に帰ってきた！ ＊ 男は、資産家に婿入りした翻訳家。女は、古本屋の２階に間借り…