2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧
*シュミじゃないんだ作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 新書館発売日: 2006/10/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 44回この商品を含むブログ (129件) を見る* まだダゴベルトを読んでいる。ダゴベルトの親友グルムバッハがウィーン最上のクラブ、「産…
* ちかごろ誰得という言葉をときどき目にする。誰得動画とか、誰得ダジャレとか……。この「誰得」にあたるフレーズは英語でもフランス語でもドイツ語でも同じで、"cui bono?"という。 これはもともとラテン語で、紀元前にキケロという人がはじめて言ったそう…
* まだダゴベルトを読んでいる。ダゴベルトは美食と怠惰がたたって医師から健康的な生活を命ぜられた。そこで田舎に来てぶらぶらしていたが、果物市場に美しい娘がいるのに目をとめて、足しげく通っては果物を買うようになった。だがダゴベルトが何を話しか…
* 念のためメールを確認してみたらやはり締め切りは10月末だった。だから安心してダゴベルトを読んでいる。ハンガリーの田舎に古城があった。その城に住む女領主はかなりの高齢なのだが、ずっと独身のままでいる。そして妙なことに、子供の頃の乳母をいまだ…
* まだダゴベルトを読んでいる。青年男爵フリーゼは、妻が避暑に出かけてしまい、夏のウィーンでひとり退屈をもてあましていた。 ある夜彼は悪友に誘われて芝居小屋に行き、勢いで踊り子の一人でロシアの女侯爵と称するフェオドロヴナと夜明けまで酒盛りを…
*どくとるマンボウ昆虫記 (新潮文庫)作者: 北杜夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1966/06/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (13件) を見る* 昆虫少年であったためもあって、最初に読んだ北杜夫は『どくとるマンボウ昆虫記』…
NHKにようこそ! (2) (角川コミックス・エース)作者:大岩 ケンヂ,滝本 竜彦発売日: 2004/11/26メディア: コミック まだダゴベルトを読んでいる。ダゴベルトが社外取締役を務める銀行から、会計係のヨーゼフ・ベンクというものが姿をくらました。金庫からは現…
*魔道書ネクロノミコン外伝作者: リン・カーター出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2011/12/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 147回この商品を含むブログ (5件) を見る* まだダゴベルトを読んでいる。ダゴベルトは友人から一通の…
* 昨日の日記で書いたほぶらきんの元メンバーの方のブログをみつけた。猫にしか見えない虎のジャケットもちゃんとアップされていて感無量。海外のバンドだとコカインとかのドラッグ中毒でメンバーのあいだに亀裂が入ったり演奏活動ができなくなるというのは…
まだダゴベルトを読んでいる。ところで皆さんは「ほぶらきん」というバンドをご存知だろうか。 どうです、なかなかいかした(いかれた?)バンドではありませんか。一時は小学生がメンバーに入っていたのだが、あまりのアホらしさに「僕もうやめるわ」と言っ…
少年少女昭和ミステリ美術館―表紙でみるジュニア・ミステリの世界作者:英俊, 森,宏平, 野村平凡社Amazon今日もダゴベルトを一篇読んだ。鍵穴が600個ある小箱が出てきた。エッ!と思って目をこすってよく見てもやはり600と書いてある。「白髪三千丈」式の慣用…
まずいことにまだダゴベルトを読んでいる。ある短篇にチェスタトンの「見えない人」を意識したと思えるふしがあったので、「見えない人」の初出年を調べようと検索していたら、こんなサイトにぶつかった。 ここで森下祐行氏は「本格ミステリ冬の時代はなかっ…
* まずいことに現時点でまだダゴベルトを全部読みきっていません。レクラム文庫の字は豆粒みたいに小さいし、おまけに第一次大戦前の本だから、字体は当たり前のように亀の子文字。老眼進行中のこととて、小文字のsとf、大文字のVとBとがぱっと見てどちらか…
エディション・イレーヌふんどし担ぎシリーズ第三弾はエドガー・ソールタスの「太陽王女」。短いけれども、忘れがたい印象を残す佳品だ。この本はエディション・イレーヌ以前にLIMEHOUSEというところから出ていて、それを(新本で)買ったのもまた今は無き大…
エディション・イレーヌ提灯持ちシリーズ第二段として、当日記の二押し(という言葉があるのかどうかは知らないが)、松本完治訳『至高の愛―アンドレ・ブルトン美文集』について語ろうと思う。 これを読む人は必ずや従来のアンドレ・ブルトン観がでんぐりか…
* 西荻窪の盛林堂書房がエディション・イレーヌの本の取り扱いを開始したらし。この出版社の本がまとまって手にとれる、おそらく都内唯一の場所ではなかろうか。すでにの去年3月の日記でお知らせしたように、この版元はなかなか厳しい状況にあるらしいので…
* ROMを主催するDozing Dog氏からメールが舞い込んできた。その内容を要約すれば、「10月末日を忘れるな!」とのこと。10月末日といえば次号ROMの原稿締め切り日。察するに、よほど原稿の集まりが悪いものと見える。 でも拙豚だって、けして怠けてい…
イギリスのアトラス・プレスからジャリの決定版伝記が出るらし。450ページの大冊で、未公開の写真も多く入っているという。このアナウンスによれば「自転車に跨ったまま埋葬された」という某ブログの記事はガセネタだったらしい。まるでどこかの掲示板みたい…
* 何週間か前に、ミステリベストのアンケートが舞い込んできた。答えれば山吹色の何かをもらえるという。いそいそと取り組んだのは言うまでもない。 添付された候補リストを見ると、海外もので既読は40冊弱(お終いまで読まずに投げたのも含む)あった。こ…