口ひげを生やした中井英夫

 

 
 ギャラリーオキュルスの渡辺温オマージュ展に行ってきました。えーと見所としてはですね、

1. 入ってすぐ左にかけてある温ちゃんのシルクハットに触り放題!*1 裏にはちゃんとネームが入っている。想像してたよりはでかい頭だ。

2. 海岸シルクハットの写真は実は三部作だった。

3. 喜国さんの作品は「父を失う話」がテーマ。でもこのお父さんはそれほど酷薄そうではない。なんか後悔してすぐ戻ってきそうな感じ。

4. 建石修志さんの作品では、中井英夫みたいな眼鏡の男性に口ひげが生えている。眼鏡と口ひげといえば渡辺温作品では「父を失う話」にも「可哀相な姉」にも出てくるなかなかシンボリックなオブジェであります。この絵には不意打ちにあったように吐胸をつかれました。どひゃ〜

5. 竹本画伯の作品はカケアミが凄い! まるで思う存分カケアミをやりたいがために描いた作品とも思えます。

6. おんシャツも売ってます。3,500円。

7. 島崎博さんの色紙の下にある年譜らしきものは郡淳一郎さんが編集した別冊ユリイカのタルホ特集号。タルホの年譜なのに渡辺温が登場するのは、実は拙豚が年譜作成に一枚噛んでいたため(エッヘン!)

*1:嘘。かぶったりしてはいけません。