真昼の箱詰め

今日は昼から「箱詰めの会」(仮称)に顔を出す。なぜかナース服の女性の出迎えを受ける。それにしても東京には秘密結社めいた会がいろいろあるものだ。こんなに閑静な住宅街の真ん中に恐ろしい魔窟が口をあけているとは誰も思うまい。

会場では3DKに三万冊の本を収納する方法をつぶさに拝見(もちろんトイレや風呂に本棚を置くなどという姑息な手段は使わない)。おお、こうすればいいのか!とたいそう勉強になった。なにしろラッキョウの皮みたいに剥いても剥いてもまた本が出てくる。本棚の前後に二列に並んでいると思ったら実は前中後の三列だったり、キッチンのふつうは皿とか食器とか入れるところにも本があったり……。我が家なんか余裕で余裕がある(?)ことがわかり力が湧いた。