ゲラが来た〜

5月に出るともいわれる某文庫の解説。書くのはともかく、自分の文章を読み返すのは激しく苦痛なり。起き抜けに洗面所の鏡をみるような感じ。
今週末はのたうち回りそう。
 

幻想と怪奇の時代

幻想と怪奇の時代

もちろん出るなり一気読み。思ったより分量の多い書き下ろしの思い出話が嬉しい。著者に会うなり「幻想と怪奇だけで食えるでしょうか」と質問をぶつける怪学生荒俣宏。「無理だよ」という著者の答えにさて彼は何と応じたであろうか。
しかし旧稿パートは物足りん。もうちっとあちこちから博捜してもよかったのでは…… 歯に衣着せぬ『幻想と怪奇』の匿名時評など、"TO BUY OR NOT TO BUY"に匹敵する面白さなのに。