プロットよりも友情が大事

ボ氏のインタビューより。インタビュアーはオスバルド・フェラーリという人。


妹のノラといっしょに、シャーロック・ホームズの物語を再読したことがあります。それはまるで過去に帰ったようなものでした。というのも、もう何年も前、世界のあちこちで二人でいっしょに読んだからです。そのとき気づいたのですが、コナン・ドイルの物語において、プロットはさして重要ではありません。大事なのは二人の登場人物の友情と間柄――非常に知的なシャーロック・ホームズと、ほとんどプロフェッショナルに愚かなワトソン博士との関係なのです。二人が友人であること、互いに好きであること、読者がその友情を感じとれるということは、彼らにふりかかる事件よりも重要なものです。……

ああ、なんだかこっちまでシャーロック・ホームズを読みたくなってきた。でもいま家にあるだろうか?