ダンセイニ未訳長編発刊!

お知らせが遅れてしまいましたが、西方猫耳協会さんの新刊"Rory&Bran"(邦訳タイトル「夢源物語」)もコミケで委託販売いたします。

稲垣博さんの丹精をこめた翻訳です。同時にPEGANA LOSTの新刊もコピー本で出る模様。


 
ところはアイルランドの片田舎。炉辺で「グリム童話集」を読む十九才の青年ローリー。彼は読むのがたいそう遅く、一日一ページくらいしか読めないのだが、そのかわり読んだものはことごとく覚えている。

傍らで年老いた両親が心配そうに相談する。「なあ婆さんや、この子を、六十マイル離れたGurtnaroonagh(どう発音するんだろう?)まで羊の放牧にやらせても大丈夫かのう……ちゃんと知恵はついとるんじゃろうか?」

しかしPEGANA LOSTといいROMといい、今年のコミケは人のフンドシで相撲をとってばっかりだ。いかん、これではいかん。よおし意地でもビブリオテカ・プヒプヒの新刊だすぞ!