仙台はいい町だ


 

『本の雑誌』六月号の掲載図書索引をながめていたら「テュルリュパン」の文字が。すわ何事かと該当ページを開くと、佐藤厚志氏が「図書カード三万円使い放題」でこの本を選んでくださっていた。ありがとうございます。

佐藤氏によれば氏の勤務先丸善仙台アエル店では、「白水uブックスの『第三の魔弾』は根強い人気で棚指しで定期的に売れている」そうだ。仙台はいい町だ。『第三の魔弾』がコンスタントに売れるとは。機会があれば一度行ってみたいと思う。

北原尚彦・永江朗・中野善夫三氏による「無尽蔵に本を置ける本棚が欲しい!」は例によって異次元を垣間見るような座談会。除湿器ってそんなにどこの家にもあるものなのか。加湿器ならわかるけど——。おすすめの機種を教えてほしい気もする。でもわが家の場合は除湿器を設置する場所を確保するのが先決か。いやいやそれより前に掃除をするのが先決か。

「本棚が見たい!」には国会図書館勤務の鈴木宏宗氏が登場。本棚にずらり並ぶ専門書にまざって『ヨコジュンのびっくりハウス』があるのがうれしかった。アメリカのディズニーランドでバンビのくつ下を買ったエピソードなどが出てくる例の本である。