「麻倉玲一は信頼できない語り手」

メフィスト　２０１９　ＶＯＬ．３

　
『火星ラストソング』ダウンロード成功により電書購入の味をしめたプヒ氏は、勇躍二冊目の購入にとりかかった。タイトルは『メフィスト』2019年 vol.3 。何を隠そう、あの伝説の『麻倉玲一は信頼できない語り手』（太田忠司）の第一回が掲載された号である。
　

　
　
　なにしろ（これは前にも書いたが）、あの清涼院さえ出してしまったメフィストが出版をためらったというくらいなのだから、これはよほど変な作品なのだろう。期待はいやが上にも高まらざるをえない。そもそもタイトルに「信頼できない」と書いてあるのが尋常ではない。黒田研二 (イラスト魔夜峰央) の記念碑的怪作 『嘘つきパズル』みたいな感じなのだろうか。
　
　
【追記】この作品は徳間文庫から来月出るらしい。アマゾンではすでに予約受付中である。あの『六色金神殺人事件』を出してしまった徳間文庫から出るのか！　ますます得体のしれない作品のように思えて、期待はいやがいやが上にも高まらざるをえない。