わが陋屋のあるC市は道路陥没でだんだんと有名になりつつある。川一つ越えたところにあるお隣のK市には鋼管通りという通りがあるそうだ。いかにも頑丈そうな通りでうらやましい。
だがC市の真の名物はけして道路陥没などではない。市立図書館発行のコピー誌「ぶちねこ便 —中学生へのお届けもの—」といえよう。この「ぶちねこ便」は市内の(おもに)女子中学生が作っているミニコミ誌で、覚えているかぎりでは1980年代からあったから、もうかなり歴史がある。毎号特集を組んでいて、10月号の特集は「ケチャマヨ戦争」。つまりケチャップとマヨネーズのどちらに軍配をあげるかという話である。
この「ぶちねこ便」と並んで、いわばお姉さん誌の「Prime —高校生の今—」というのが不定期刊で出ていたが、先日久しぶりに図書館に行くと「最終号」が並べてあった。残念!