遠征と本の購入

今日は西荻の盛林堂書房まで遠出をして『ファンタジウス・マルレア・悪魔の王国』と『CRITICA』最新号を買ってきた。ヴェルヌ研究誌『Excelsior!』は売り切れたらしく置いていなかった。残念。
 
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『ファンタジウス・マルレア・悪魔の王国』は訳書刊行が何度も刊行が挫折している不幸な作品である。国書刊行会の『世界幻想文学大系』の一冊として刊行が予告されながら実現せず、その後エディション・イレーヌの「屋上庭園」に一部翻訳が載りながらそのまま中絶した。ようやくの全訳刊行の快挙を喜びたい。巻末の訳者あとがきによれば「エロスのヴェールを被った哲学的狂人日記」だそうだ。読むのが楽しみです。

『CRITICA』は嬉しやフランス・ミステリ特集。市川尚吾氏の「リバチル伏線明示モード」という評論も面白そうだが、いかんせん元ネタの『リバーサイド・チルドレン』を読んでいない。まずこれから読まなくては。

 それから巷で噂の『観念結晶大系』も買いました。
 

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