中井英夫西荻窪の青春展

今日は一日オフにして『中井英夫西荻窪の青春展』に行ってきました。西荻窪駅に降り立つのは何年ぶりでしょうか。でもあまり変わってなさそうなのが頼もしい限りです。ただ古本屋は何件か消滅した模様。

この展示はあちこちにばらけているので、まずは図書館を目指しました。サイトに載っている地図がいいかげんなのでえらく迷います。結局「駅の北口に出たら右手の交差点を渡って東にずんずん進んで、左手に神社が見えたら次の角を左に曲がって住宅街のなかをまっすぐ歩く」が正解のようです。するとそのうち右手に見えてきます。もし川に出てしまったら行きすぎです。

展示は正直言ってしょぼいです。思わず図書館員の方に「これだけなんですか」と聞いてしまいました。デスクワークをしている中井の写真が初めて見るものだったのが唯一の収穫でしょうか。ここで無理を言ってポスターを一枚もらってきました(上の画像のもの)。

次に駅をまたいで盛林堂書店に行きましたがあいにく今日は定休日。そのまままっすぐ歩くとガレリア青猫。ここはまあまあ見ごたえがあります。『黒鳥館戦後日記』の原稿が展示してあって、おなじみの中井御大独特の筆跡が堪能できます。しかしこの筆跡、生涯ほとんど変化してないというのが凄いですね。正面のガラス棚に三島由紀夫他が署名した紙が飾ってありましたが、説明がないのでこれの正体が不明。店番の人に聞いても「わからない」とのこと。やはりここは簡単な説明がほしいところです(それとも見落としたのでしょうか?)。あと建石修志画伯の作品が何点か展示してあって、買おうと思えば買えるような感じでありました。