初登場3位

スウェーデンの騎士

スウェーデンの騎士

おかげさまで『スウェーデンの騎士』はhontoの「欧米の小説・文学のベストセラー」部門で3位となりました。お買い上げくださった皆様、ありがとうございます。しかし『記念日の本』(2位)には負けました。敵ながらアッパレなものよのうのう。
そういえば今月22日にはレムの短篇ベスト10も出るそうな。前門のスキュラ後門のカリュブディスとはこのことか。

【5/16付記】朝起きてもう一度見たらいきなり5位に転落していた! きびしいのう……

モラヴィアの『薔薇とハナムグリ』を読んでいたら「クルウーウルルル」という怪物が出てきた。おっこれはひょっとしてCthulhuのイタリア語読みか? なんでもこの怪物は夢を通じて人々を支配するらしい。ますますクトゥルーではないか。それにしてもアルベルト・モラヴィアともあろう人が神話作品を書くとは……まあボルヘスも書いているからそんなに不思議ではないのかもしれないが……

吉川一義氏版『失われた時を求めて』はついに『ソドムとゴモラ』に突入。それまでは割といい人だったシャルリュス男爵の隠された性癖が赤裸々に白昼のもとにさらされる! それどころかゲルマント侯爵夫人まであんなことやこんなことを! 高遠弘美氏版のほうも(少し間が空いているようですが)、鶴首して待っています。