ダゴベルトいろいろ(1)


『探偵ダゴベルトの功績と冒険』もいよいよ発売が迫ってきました。東京創元社のサイトによれば4/26発売だそうです。それまで宣伝広報をかねて随時よもやま話など書いていきます。
作中でダゴベルトは「使徒ペテロ風の頭(Peterskopf)」をしていると形容されています。この"Peterskopf"とは、ある事典によればこんな感じの頭らしいです。



額の上にわずかに残った前髪がチャームポイントですね。この事典によれば、15世紀以降、このようなペテロ像が定番となったそうで、かのアルブレヒト・デューラーも同じような感じで使徒ペテロを描いています。薄くてわかりにくいですが、額の上方に前髪の名残もちゃんと書き込まれています。



創元推理文庫版の表紙では帽子をかぶっていてよくわかりませんが、実はこんな頭をしているのでした。