新版ボ氏書評集に向けて

というわけで、ボ氏書評集の改訂版に着手。冬の祭典までに完成させることを目標としたい。できれば印刷所で印刷したいが、間に合わなければ徹夜で手製本を作成でもやむをえない。さいわいにして祭典の翌日は休みだから、少々無理をしてもなんとかなるだろう。

さてでは旧版から、どこをバージョンアップするか。まず、旧版に掲載した「第七圏」の書目リストだが、これは今ではウェブ上に、立派なものがアップされている。旧版のリストはすでに役目は終えたということで割愛決定。

せっかくだからボーナス・トラックとして何か加えたい。でもブランクが長かったせいで原文はほとんど読めなくなっている。なにかを新しく訳そうとするならば、仏訳か独訳を横目で見ながらでないと、とてもじゃないけどあぶなっかしくてできない。

ちなみに英訳はというとこれがお寒い限りで、代表作しか訳されていないし、いまだにトマス・ディ・何とかとかいう奴の、原文に必ずしも忠実ではないスカした訳が横行している。アメリカには断簡零墨まで訳してやろうというボマニアがいないのだろうか。いっときの流行が終わると誰も見向きもしなくなるのか。