ドリル頭の誘惑


スベスベマンジュウガニの人の日記をたまたま見てびっくり仰天! なんと、Gosickって新刊が出てたのか! ちーとも知らんかったわぁ。なにしろこのシリーズはみんな表紙が似通っているので……。
そしてはやくも「VIII上」と「VII」は、Amazonですでに「出品者からお求めいただけます」になっているではないか。こいつはたいへん一大事!と、とりあえず取るものもとりあえず書泉グランデに走った。

このシリーズを読むのは久しぶりなのだが、相変わらず「こんなに面白くていいのか!」と海に向かって叫びたくなるほど面白い。
「VII」の発端、架空の小国ソヴュールで起こった密室殺人は、カーも青ざめるほどの驚くべき不可能状況だった!

「しかし、国王は出るときも入るときも手ぶらだった。国王ご自身の証言によると、そのときココ王妃はまだ生きていたという。しかし、数分後、部屋に入ったフランスからの使者一行が眼にしたものは、無残な……ココ王妃の首なし死体だった!」
[・・・]
「それだけではなかった!」
「うむ……」
「ほぼ同じ時間に、はるか離れたカントリーハウスに、ココ王妃の生首が現れた![・・・]と思うととつぜん燃えあがった。生首の焼死体となって、ゴロリと床に落ちたのだ!」


うおおおおおおこれはこれはこれは!・・・、といま床をのたうち回りながら読んでいる最中。