蛇とオオアリクイ

 
 「青い蛇」の解説を書きました。といっても戸川昌子ではなくトーマス・オーウェンです。

 まさか人様の訳書で「ポカーン」とか2ちゃん用語を使うわけにもいかない(自分の訳書でもやってはいけないという説もある)ので、本文から続けて読んでも違和感のない文体を心がけました。オーウェンは結構好きな作家なので、近いうちにトーマス・オーウェン・ファンサイトを開設しようと思ってます。

 5月の新刊と聞いてますので今頃はもう書店に並んでるはず。合わない人には徹底的に合わない短編集だとは思いますが、せめて巻末の傑作「危機」には目を通してくださるようお願い申し上げます。

 しかし魔物の跋扈する本であるゆえ、くれぐれもオオアリクイを背負いながら読んではなりませぬ。