「週刊読書人」11月5日号に西崎憲さんとのボルヘス対談を載せていただきました。対談を企画してくださった週刊読書人のNさん、お相手してくださった西崎さんに感謝です。「週刊読書人」らしからぬ非常にゆるい対談なので気軽に読んでいただければと思います。
面白い話題だったのに紙幅の都合で割愛されたものもけっこうあります。そんな話題の一つにボルヘスが引用している某書は実在するか否かというのがありました。わたしは実在派、西崎さんは非実在派だったのですが、なにぶん相手がボルヘスなのでわたしの旗色はぜんぜんよくない。むかし「〇〇細胞はあります!」と主張していた女性科学者がいましたがちょうどそんな感じだったのです。