火星ラストソングを読み始める

火星ラストソング

火星ラストソング

 必ずしも道は平坦ではなかったが、特にアドレナライズの本がkindle cloud readerに対応していないのが痛かったが、いやそもそもアマゾンはあまり利用しないので使い慣れていなかったのだが、ともかくキンドルリーダーのダウンロードに成功。これで念願の『火星ラストソング』が読めるようになった。苦労の末ようやく火星にハードランディングした気分である。

 もし記憶違いでなければ、地球外惑星を舞台にしたクラニーの長篇はこれが二冊目のはずである。とはいえ名だたるクラニー小説のことだから、この『火星ラストソング』が本当に火星を舞台にしているかは最後まで読んでみなければわからない。実は「火星ラストソング」という名の場末のバーの話でした、という可能性も十分ありえる。

 だがもし本当に火星を舞台にしているのなら、その切々とした世界観は一冊目の外惑星小説にとても似通っている。読み進めるのが楽しみである。