自殺の歴史

自殺の歴史

自殺の歴史


土屋和之さんから『自殺の歴史』をご恵贈いただきました。ありがとうございます。
(当然のことながら)もう自分でも買っていたので、期せずして読書用と保存用ができました(スリップがついているほうが保存用)。



しかしこんな本が今の時期に狙ったように出るというのは、何かを追悼しているんでしょうか。それとも単なる偶然なのかな。
それはともかく、こういう本の魅力を説明するのは簡単そうでむずかしいものです。われわれはまだこうしたものへの的確な言葉を持っていないのかもしれません。「探すこと、蒐めること、展翅板にとめるように一覧化することへの無償の情熱が発露されたもの。それも歴史とか思想とか科学とかそういう文脈からぜんぜん切り離されたところで」とでも言えばいいのでしょうか。長すぎてフランス料理のメニューみたいだけど。
しいて似たものを探せば、大伴昌司がブイブイいわせてころの少年マガジンの大図解とか、柴田宵曲のある種の本とかが思い浮かびます。


猫のしっぽで自殺……いったいどうやって……