次々と開く死の扉

アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)

アンドロギュノスの裔 (渡辺温全集) (創元推理文庫)


久しくヴァーチャルネットアイドルだった渡辺温28才がとうとうリアルネットアイドルに、いや、ネットを飛び出してお茶の間のアイドルとなる日がやってきた。感涙にむせぶのは一人拙豚だけではあるまい。
姪御さんにあたる渡辺東さんの経営されるギャラリーオキュルスでは、渡辺温オマージュ展《アンドロギュノスの裔》も開催されるそうだ 。ぜひご参集を乞う。2011年9月22日(木)〜10月2日(日)。美術家の方々の目には温ちゃんがどう映っているのか興味津々。それにしてもこの創元推理文庫の装訂はすばらしいですね。色を抑えたクールな黄昏感がたまりません。

ひとつの扉が開くと、他の扉もつられて開くもののようで、西崎憲さんのTwitterを見ていたら、こんなつぶやきがあった。

■全3巻1700枚収録作決定作家数51名。ふう、ちょっと肩が軽くなった。


おお、ついにこの扉も開くのであるか! 
そういえば編集者の方からいただいた残暑見舞いにも、「ようやく本腰を入れて動けそうです。」と書いてくださっていた。
おお! いよいよ! いよいよ!! いよいよ!!! もっともこちらは感涙にむせぶのは拙豚一人かもかもしれないけれど。

この調子だと、本家本元の『死の扉』が開くのもそう遠い先のことではないと思う。