噂の真相

最近ドイツ語訳が出たレム書簡集。ぱらぱらめくっていたらP.K.ディック宛書簡があった。なんでもレムの肝いりでポーランド語訳されることになった『ユービック』が金銭関係でもめたらしい。レムは釈明にこれ努めているが、この頃のディックにはヴァリスからの情報がガンガン流れ込んでいるまっ最中なのでまあ何を言っても無駄なんじゃないかな。(ちなみにディックのレム宛書簡はアメリカで出た5巻本のディック書簡集に入っているそうです)

金剛石のレンズ (創元推理文庫)』素晴らしい。続巻が出ることを祈るや切。

小林晋さんのサイトによると、レオ・ブルースの『死の扉』新訳が2009年5月に出るらしい。しかし「刊行予定」ではなく「刊行未定」であるところに一抹も二抹も不安が残る。

ヨーロッパを放浪していた女の子がもうすぐ日本に帰ってくる。しかしエジプトに寄れなかった悔しさのあまり、まず鳥取でラクダを乗り倒してから東京に戻るとのこと。

頼まれた翻訳をほったらかして、やはりヨーロッパに亡命している某編集長。一年亡命のつもりが掲示板に「今生の別れ」と書かれ、「これは戻ってくるなということか?」と悩んでいるとか。

邪悪な妹が、「卒論は締め切りを少しくらい過ぎても大丈夫」と誘惑にこれつとめているようだけど、そんな惑わしに乗ってはいけない。