マルセル・シュオブ補完計画4 恐怖のグーグルの巻

puhipuhi2008-08-29


目下ストリートビューで物議をかもしているグーグルだが、ほかにブック検索という嬉しいサービスもあって、これを使えばウェブを検索するのと同じ感覚で本の中身を検索できる。惜しむらくはすべての本が対象になっているわけではなく、版元から許可を受けたものだが、それでもすごいことにはかわりがない。似たようなサービスにAmazonの「なか見!検索」があるが、ブック検索は当然のことながらアマゾンで売っていない本でも検索できる(可能性がある)。

こころみにMarcel Schwobで検索をかけると、おお、これはすごいぞ! 昨日話題に出した"La mano gloriosa y otros cuentos"の一部が読める。これならあわてて注文せずともよかったかな?あと"El Terror Y La Piedad"という西訳本もやはりすこし読める。ただこちらは小説ではなくエッセイ集。目次をのぞくとSpicilègeからの抜粋に名篇"il libro della mia memoria"をくっつけたような感じだった。

カタカナのシュオブで検索するとミシガン大学やカリフォルニア大学の蔵書にまじってクラニ先生の本がぽつんと一冊でてくるのがおかしい。